〈笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」趣旨〉
物理学出身の現代美術家笠木絵津子は、2011年の東日本大震災で福島原発が事故を起こした時、関東から、自然放射能の数値がより高い関西に避難する人が続出したのを見てショックを受けた。一般市民が原子力や放射能について大変無知だと知ったから。それで、70歳になった2022年、一般市民にもわかりやすい現代物理の映像をつくって上映する決心をした。
アーティストとしての興味、元科学者としての誠意、一市民としての良識を大切にして、政治、イデオロギー、経済的に中立を保ちながら、原爆や原発を生んだ現代物理の光と陰を多面的に取材し、制作し、上映して10年続ける計画である。これらの映像が、世界の一般市民や若者が科学と人間の在り方について自分の頭で考える道標となることを願って止みません。
「戦後80年《明日の神話》次世代につなぐ原爆×芸術」の展示内、笠木絵津子の映像上映。笠木絵津子は1952年兵庫県生まれ。
〈上映映像紹介〉
◆序章その1「湯川ホール」2022年
2022年11月に京都大学基礎物理学研究所(湯川ホール)で開催された国際滞在型研究会を取材し「理論物理学者の相互作用」を描いた。
◆序章その2「佐藤文隆」2022年
アインシュタインの相対性理論方程式の一般解を解いたことで世界的に有名な理論物理学者に、自身の学者人生に大きな影響を与えた原子爆弾と、原爆の父であるロバート・オッペンハイマーについて、語っていただいた。
◆第2章その1「ロスアラモス」2023年
アメリカ・ニューメキシコ州の原爆開発の地ロスアラモスと原爆実験の地トリニティサイトを訪問した記録である。現地でのセレンディピティな出会いが旅を紡いでいく。
◆第2章その2「湯川秀樹」2023年
ノーベル物理学賞受賞の中間子論が誕生するまでを描いた「パート1:真昼の星」と、湯川の平和運動について語る小沼通二慶應義塾大学名誉教授をインタビューした「パート2:原子雲」で構成した。
◆第3章その1「ビキニ」2024年
1954年3月1日アメリカが太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験により日本の漁船第五福竜丸が被曝した。これにより世界は初めて核兵器の恐ろしさを知った。笠木は東京の第五福竜丸、焼津の福竜丸母港、マーシャル諸島の「核の遺産」を訪ね、日本とマーシャルの二つの視点でビキニ事件を追体験した。
◆第3章その2「小林誠」2024年
小林誠博士は素粒子のクォーク6元モデルにより2008年にノーベル物理学賞を受賞された。笠木は京大時代に小林博士と共に働いたことがあり、いつかその頭の中を覗いてみたいと思っていた。トップクラスの理論物理学者がどの様に新しい理論を考え付いたか、基礎物理と社会との関係をどのようにご覧になっているか、そして、科学の未来について、笠木独自の質問を投げかけた。取材は、つくば市の高エネルギー加速器研究機構と名古屋大学素粒子宇宙起源研究所で行った。



笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」
会期:2025年7月19日(土)〜10月19日(日)
休:月曜(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日を除く)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)、9月24日(水)、10月15日(水)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
上映会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
電話:044-900-9898
上映時間:1本1時間前後(会場の都合で1本ずつリニアに上映)
入場料:ガイダンスホールのみ無料(「戦後80年《明日の神話》次世代につなぐ原爆×芸術」の展示室への入場料は一般1000円)
※一時的に上映を中止する場合あり。詳しい上映スケジュールは美術館ホームページ、公式Xにて。
*笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」トークショー
何かの結論を出すためではなく、一般市民、特に若い観客に、科学と人間の間には様々な論点があることを知っていただくことを目的とします。
ゲスト:佐藤文隆(京都大学名誉教授)、小沼通二(慶應義塾大学名誉教授)、杉山厚子(第五福竜丸元漁労長見崎吉男氏長女)、安田和也(第五福竜丸展示館学芸員)、高橋将太(名古屋大学素粒子宇宙起源研究所科学コミュニケーター)※今回上映映像の出演者から5名
進行:笠木絵津子(出品作家)
日時:2025年8月23日(土)14:00〜16:00
会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定員:50名(当日先着順)
料金:無料
◇笠木絵津子ウェブサイト
https://kasagi-etsuko.jp
経路
◆[徒歩]小田急線「向ヶ丘遊園」駅・南口を出て、駅正面に伸びる道(道の真ん中に自転車等駐車場あり)を進む。信号のところは道なり(右斜前方)に進む。店舗の入るビル「CROSS MUKOGAOKA」を通過。川を渡り、「稲生橋」交差点を通過してしばらくまっすぐ進む(上方に「岡本太郎美術館」を示す看板あり)。「生田緑地入口」交差点で右脇前方へ伸びる道を進む。その道が左へ曲がるところが生田緑地の入口。緑地内に入り中央の道を5分ほど奥へ進む。約17分。
◆小田急線「向ヶ丘遊園」駅・南口前から、市バス「溝口駅南口」行(溝19系統)または市バス・東急バス「たまプラーザ駅」行(た83系統)に乗車。「生田緑地入口」で下車(3分乗車)。バスの進行方向へ進む。「生田緑地入口」交差点で右脇前方へ伸びる道を進む。その道が左へ曲がるところが生田緑地の入口。緑地内に入り中央の道を5分ほど奥へ進む。
◆小田急線「向ヶ丘遊園」駅・北口から、小田急バス「専修大学前」行(向10系統)に乗車。終点の「専修大学前」で下車(10分乗車)。バス停を背にして左へ進む(「岡本太郎美術館」を矢印で示す焦茶色の小さな看板あり)。「川崎国際生田緑地ゴルフ場」の入口付近に「生田緑地歩行者ルートのご案内」の看板があり、「岡本太郎美術館」へのルートが示されている。「川崎国際生田緑地ゴルフ場」クラブハウス内あるいは脇を通り、渦巻き模様のある蛇行した道を進む。岡本太郎の「母の塔」が見える。その先。徒歩6分。
◆[徒歩]JR南武線・小田急線「登戸」駅・中央口から、右側の小田急線の線路沿いに進む。「セブン–イレブン」「三菱UFJ銀行」を通過。「川崎信用金庫」を通過。左の方へカーブし、「ローソン」を通過。「カラオケJOYSOUND」を通過。その先の信号を通過。店舗の入るビル「CROSS MUKOGAOKA」を通過。川を渡り、「稲生橋」交差点を通過してまっすぐ進む(上方に「岡本太郎美術館」を示す看板あり)。「生田緑地入口」交差点で右脇前方へ伸びる道を進む。その道が左へ曲がるところが生田緑地の入口。緑地内に入り中央の道を5分ほど奥へ進む。約30分。
◆JR南武線「武蔵溝ノ口」駅・東急田園都市線「溝の口」駅から、市バス「向ヶ丘遊園駅南口」行(溝19系統)に乗車。「生田緑地入口」で下車(20分乗車)。バスの進行方向と逆へ進む。すぐ上方に「岡本太郎美術館」を示す看板あり。その先の「生田緑地入口」交差点で右脇前方へ伸びる道を進む。その道が左へ曲がるところが生田緑地の入口。緑地内に入り中央の道を5分ほど奥へ進む。
◆東急田園都市線「梶ヶ谷」駅を出て左へ。バスターミナルで、東急バス「向ヶ丘遊園駅南口」行(向01系統)に乗車。「飯室」で下車(17分乗車)。バスの進行方向へ進む。すぐに「JOY FIT 24」を通過。「稲生橋」交差点を左折。すぐ上方に「岡本太郎美術館」を示す看板あり。しばらく進む。「生田緑地入口」交差点で右脇前方へ伸びる道を進む。その道が左へ曲がるところが生田緑地の入口。緑地内に入り中央の道を5分ほど奥へ進む。
◆東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーライン「あざみ野」駅・西口バスターミナルから、小田急バス「向ヶ丘遊園駅」行(向11系統)に乗車。「川崎ゴルフ場入口」で下車(25分乗車)。バスの進行方向とは逆方向にすこし戻り、信号を左に渡って「生田緑地西口」「川崎国際生田緑地ゴルフ場入口」の方へカーブした坂を登る。左側に木製の「生田緑地」看板あり。「東京バッテイングセンター」通過。「生田緑地入口」の小さな看板のある二又を右へ進む(「岡本太郎美術館」を矢印で示す焦茶色の小さな看板あり)。「川崎国際生田緑地ゴルフ場」の入口付近に「生田緑地歩行者ルートのご案内」の看板があり、「岡本太郎美術館」へのルートが示されている。「川崎国際生田緑地ゴルフ場」クラブハウス内あるいは脇を通り、渦巻き模様のある蛇行した道を進む。岡本太郎の「母の塔」が見える。その先。徒歩8分。
※美術館のサイト内「交通案内」のページに「バス停情報」などへのリンクあり。
車椅子
館外からの階段脇にあるエレベーターから入館。展示室内にはスロープあり。階段箇所を避けての通行が可能。
SNS
https://x.com/taromuseum
https://www.instagram.com/kawasaki_taro_okamoto_museum/
https://www.facebook.com/KawasakiTaroOkamotoMuseum
▼Googleマップのナビゲーション機能使用時、遠回りのルートを示されることあり。ご注意ください。
