『etc.』について

『etc.』は美術などの展覧会へ行くときのなにかです。投稿をご覧いただきその展覧会に行ってみる、お出かけの際近辺の展覧会を探す、展覧会状況の一側面を概見する、など、さまざまにご活用ください。


情報のご提供について

展覧会などの情報をお待ちしております。下記送付先までメールでお送りください。
 
◆「展覧会名」「会期」「休日」「時間」「会場名」「会場住所」「(会場などへの)連絡先(掲載用)」「駅などからの経路(可能であれば)」「展覧会の内容など」「SNSやHP(ある場合)」をメール本文に明記の上、画像など添付してください。またはプレスリリースをお送りください。なお、当方Wordのアプリケーションを所有しておらず、Word文書をお送りいただいた場合開くことはできるのですが、複雑なレイアウトになさったりしていると正しく見られないことがあります。
 
◆掲載はお送りいただいた内容をもとに検討いたします。掲載に際して事前・事後の連絡はいたしません。数多くは掲載できませんこと申し訳ありません。
 
◆掲載は無料です。
 
◆送付先
etc.kotomizアットマークgmail.com
 

『etc.』について

媒体名:etc.
創刊:1998年(紙媒体。2008年〜2024年休刊)
発行:言水ヘリオ
 
内容:
・会場への経路など
・車椅子での入場
・展覧会などを紹介する「ストラポンタン」(投稿)
・日記にゃっき(etc.別冊として紙媒体で発行)
・ほか
 

みなさまへ

『etc.』は、東京およびその近郊、そしてそれ以外の地域で行われる展覧会スケジュール情報誌として、1998年6月号から2007年12月・2008年1月合併号まで、途中数回の休刊をはさんで月刊(夏1回、冬1回は合併号)で94号発行されました。価格は当初200円、その後300円となり、書店、ギャラリー、美術館ショップ、美大売店、画材店、その他で販売していました。利益が出たことは一度もありませんでした。金銭面で迷惑をかけた方もいます。もうこれ以上続けられないと判断して休刊しました。最終号を見るとたしかに「休刊」と書かれており、また折を見て発行する意志を示してはいますが、あっという間にそれから13年以上経ってしまい、事実上の廃刊であることは明白でした。
 
その間、月に何度も夢を見続けていました。夢というのは、眠っているときに見る夢のことです。『etc.』の締め切りに追われ、作業をし、発送の手配をする。それだけの夢に過ぎませんが、自分の感覚としてはこれは悪夢に属していました。執拗に繰り返し見る夢。消えることのない傷がいまなお残っているのかもしれません。この夢から放たれることはいまもありません。
 
2021年、『etc.』復刊の機会に恵まれ、準備をしていました。残念ながらその話は頓挫しました。ですがわたしはすでになんらかの活動をする気持ちになっていました。どうしてもお金のかかる紙媒体をあきらめ、『etc.』をwebで展開することにしました。その結果がこのサイトです。
 
『etc.』の名を引継ぎはしましたが、このwebサイトは紙媒体の頃とは内容が違います。当初から誌面の大半をしめていた展覧会のスケジュール一覧を、webでつくることは断念しました。webの知識のない者にもできる範囲のことからすこしずつでも始めることにしました。作成途中の段階から公開してしまいますし、いつまでも整わないかもしれません。それから、ご覧いただくと明らかなように、掲載の会場が関東、とくに東京に偏っています。東京在住の個人がやっており、各地に飛び回ることもできず、限界がありますが、さまざまな場所でさまざまな活動が行われていると思います。各地の展覧会、会場など、お知らせいただけたら幸いです。
 
「会場への経路」は、地図が苦手という方に向けて、記述されているとおりに辿れば到着する、ということを目指して、簡略というよりは詳細に経路を記したものです。「花屋の角を右に曲がって最初の信号を左折する……」といった具合です。
 
「車椅子での入場」は、会場のある建物の前から会場内への車椅子での入場について、車椅子単独で入場できるのか、介護者がいれば入場できるのか、などについて会場の方に尋ね、記したものです。わたしは車椅子使用者ではなく、行き届かない不十分なところがあるだろうと思うのですが、会場入場の目安になるかもしれないと思い作成しました。自分自身下肢に障害を持っているため将来的に車椅子を使うことになる可能性があると考え、入口の段差などを観察し始めたことが、車椅子での入場に着目したきっかけです。
 
展覧会紹介などのコーナー名「ストラポンタン」は紙媒体の頃の名残です(展覧会以外の催しなどもこちらです)。紹介できる展覧会は多くはないと思います。掲載する情報をどのように選んでいるのかということをお伝えするのはとても難しいですが、規模の大きさ、知名度、評価、知り合いだから、などで判断しているのではないということははっきりしています。
 
「日記にゃっき」も紙媒体の頃からのものです。美術などにたずさわる二人の日記の連載です。これはweb上ではなく、紙媒体として発行します。etc.別冊として、少部数の印刷版を配布します。また、コンビニエンスストアのネットプリントでも入手できます。第89回として、美術作家のさとう陽子さん、写真家の篠田優さんお二人の日記が始まりました。
 
紙媒体ではないということで、たとえばデザイン面では妥協している部分があります。一方で、解き放たれたこともあります。『etc.』を発行するという行いあるいは試みが今後どのように運んでいくかは予測がつきません。

言水ヘリオ(『etc.』発行)

2021年8月に書かれたテクストをもとに2024年5月作成。2024年5月5日公開2024年6月29日更新。

上のマップはさまざまな会場をピン留めし言水が私用に作成したものです。よろしければご活用ください。
左上の小さな矢印のついているマークをクリックすると登録してある会場一覧が現れます)