ストラポンタン(展覧会紹介など)

コレクションによる小企画 没後30年 榎倉康二

榎倉康二《干渉(STORY-No.18)》1991年 撮影:大谷一郎

 

1960年代末から70年代にかけて、日本の戦後美術は大きな転換期を迎えました。当時の若い作家たちは絵画や彫刻といった旧来の美術表現から離れ、人間の知覚や、存在の成り立ちを根底から問い直すようになります。榎倉康二はこのような潮流を代表する作家であり、しばしば「もの派」と呼ばれる美術動向のなかに位置付けられます。
 
彼が生涯に残した作品はインスタレーション、写真、版画、絵画など多岐にわたりますが、浸透や接触といった物理的現象を契機に呼び覚まされる身体感覚は、この世界に存在する私たちの肉体そのものへと意識を向けさせます。「パリ青年ビエンナーレ」「ヴェネチア・ビエンナーレ」など重要な国際展に参加し、第一線で活躍したほか、東京藝術大学で教鞭を執り、後続する世代の作家にも大きな影響を与えました。榎倉に師事した白井美穂、豊嶋康子の新収蔵作品とともに、その活動の展開と広がりを辿ります。
ウェブサイトより転載
 
 
榎倉康二(1942〜1995)の立体作品、平面作品、写真などの収蔵作品を展示。解説を収めたリーフレットを配布。

 

コレクションによる小企画
没後30年 榎倉康二
会期:2025年11月5日(水)~2026年2月8日(日)
休:月曜(ただし11月24日、1月12日は開館)、11月25日(火)、12月28日(日)~1月1日(木)、1月13日(火)
時間:10:00〜17:00(金・土曜は10:00〜20:00)※入館は閉館30分前まで
会場:東京国立近代美術館 2Fギャラリー4
住所:東京都千代田区北の丸公園 3-1
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般500円、大学生250円(金・土曜は17時以降割引 一般300円、大学生150円)
※高校生以下、18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。入館の際に、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等を提示。
※「没後30年 榎倉康二」の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。
https://www.momat.go.jp
 
 
同時期開催
企画展「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」
会期:2025年12月16日(火)〜2026年2月8日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
https://www.momat.go.jp/exhibitions/566
※「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」の観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」と「没後30年 榎倉康二」もご覧いただけます。

 

経路
東京メトロ東西線「竹橋」駅・1b出口を出て右へ▶▶横断歩道渡り、高速道路を右手に堀の橋を渡った先の右側。徒歩3分。

 

車椅子
車椅子に対応。バリアフリートイレ(オストメイト対応)あり。美術館ウェブサイトに解説あり。 美術館ウェブサイトに「竹橋」駅からのバリアフリールートの記載あり。

 

SNS
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