これまで写真を通して “他者と出会うこと” について考えてきました。
前作の「接触と沈殿」では、ひとつの部屋を介して、初めて出会う人物のポートレイトを展示しました。
親しみと戸惑い、あるいは親密さと距離といった相反する心の作用を風景に託しながら、他者の感触を浮かび上がらせようとしました。
前作から地続きに展開する今回の展示では、写真と言葉の関係に着目します。
両者の記録性はともに曖昧なものです。
このことを前提に、”他者の感触”について引き続き問うてみたいと思います。
─
誰かと会う約束をする。
場所はどこかの部屋がいいけれど、外で会うのも悪くないだろう。
わたしたちに必要なのは声が届く距離だから。
交わす言葉のなかで、語りはすでにはじまっている。
取るに足らないような話こそ、耳の奥底に沈殿するのはなぜだろう。
浮いている髪の毛が陽光で透けるさまが、網膜の上に影を落とす。
終わりの時間が来ると、今日はありがとうと言って別れた。
扉が閉まる音がする。
あなたの話はしずかに続いている。

◇波多野祐貴 Instagram
https://www.instagram.com/yu_ki_hatano/
◇波多野祐貴 X
https://x.com/Yuki_Hatano
波多野祐貴個展「In Other Rooms」
会期:2026年1月23日(金)~2月4日(水)
休:木曜
時間:12:00〜19:00(1月31日(土)および最終日は17:00まで)
会場:Alt_Medium
住所:東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
電話:03-5996-8350
https://altmedium.jp
*トークイベント
写真家・川崎祐さんを招いてトークイベントを開催します。
日時:2026年1月31日(土)17:30より
会場スペースの都合上、予約者優先。参加希望の方はギャラリーのウェブサイトまで。
※当日参加も可能ですが予約人数が上限人数に達した場合、予約者を優先してのご案内となります。
※当日は会場設営のため17時以降展覧会のみの入退場が出来ませんこと予めご了承ください。
- JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場」駅・早稲田口を出て左へ進み「BECK’S」前の横断歩道を渡る
- 目の前の商店街「さかえ通り」を直進(上方にアーチあり)
- 商店街が終わり「東京富士大学」手前の橋を右に渡る
- 蛇行する道、「日本外国語専門学校」を過ぎ、右手に「セブン–イレブン」のある二叉路を「セブン–イレブン」側に進む
- 線路を越え大通り(新目白通り)に出てそのまま歩道橋脇の横断歩道を渡り正面奥。徒歩7分。
- 線路を避けるための迂回路は、早稲田口をロータリーの方へ出る
- 左側に見える稲門ビル(「マクドナルド」「ねぎし」などが入っている)の「セブン–イレブン」の角を下る
- 突き当たりの「新目白通り」へ
- 左折ししばらく進み、「新宿区下落合二丁目」の歩道橋手前の横断歩道を渡り正面奥。
車椅子のための段差補助の用意あり。入口で会場へ電話を。会場入口にその旨の記載あり。
