
本展は、ロンドンを拠点とする彫刻家ルイス・デヴィッドソンと、東京在住の彫刻家・西永和輝による二人展です。二人はともにスレード・スクール・オブ・ファイン・アートの修了生であり、本展はその縁から生まれました。また、本展はルイス・デヴィッドソンを日本ではじめて紹介する機会となります。
デヴィッドソンは、社会空間に漂うプラスチックの廃棄物を収集し、アッサンブラージュによって新たなオブジェへと再構成します。本展に際して約一ヶ月間日本に滞在し、東京の街で素材を収集します。これらは、ロンドンで収集した素材と合わせて作品へと転化されます。西永は、建築的なフレームに石膏や粘土を附着・堆積させ、構造が崩壊していく過程そのものを定着させようとします。二人は、現代社会のような巨大な運動体が生みだすカオスに関心を寄せながら、一方はそこから再構築を試み、他方は崩壊の過程に注目します。ユーモラスな表現と悲劇的なビジョンという点においても、二人は対照的です。
本展のタイトル「Salvage/Adrift」は、どちらも海と破損した断片を想起させる語ですが、一方はそれを拾いあげ、他方は流れるに任されているという明確な差異があります。タイトルに含まれるスラッシュは、この差異を強調しつつ、両者を緩く結びつけるものです。
プレスリリースより転載
SPACE NOBIのウェブサイト内に、美術批評家、勝俣涼による寄稿テキスト「組織化のサイクル──ルイス・デヴィッドソン+西永和輝「Salvage/Adrift」」が掲載(ルイス・デヴィッドソン、西永和輝の略歴も)。
Salvage/Adrift Lewis Davidson+西永和輝
会期:2026年4月18日(土)〜5月17日(日)
休:月・火・金曜
時間:水・木曜17:00〜19:00、土・日曜13:00〜19:00 ※展示期間中の祝日4月29日(水)、5月6日(水)は13:00〜19:00の営業。その他は記載のとおり。
会場:SPACE NOBI
住所:東京都小平市小川西町2-25-5
https://space-nobi.net
- 西武国分寺線・西武拝島線「小川」駅・西口を出る
- 線路を背にして直進
- 「緑成会病院」交差点(角に「ツルハドラッグ」)を右折
- 信号のある交差点「小平中宿通り交差点」(角に「だんごの丸一」)を左折
- 郵便局を通過
- 「ファミリーマート」を通過してすぐ左側。正面がレンガ色の建物。徒歩10分。
会場入口に3cm程度の段差あり、若干スロープ状。3つに分かれている展示室の奥の部屋に入るには膝高さ程度を上がる必要があり、車椅子での入室困難。車椅子単独での来場の場合は事前に連絡を(室内から外の様子に気づかないことがあるため)、スペースの方が移動をお手伝い。
