ものには捨てられるまでのストーリーがある。
友人が乗っていたバイク、壊れた電化製品、古い調理器具、置き忘れの傘…
その表情からは新品にはない深い味わいを感じる。
使い込まれた風合い、錆、日に焼けて褪せた色。
一つとして同じものはなく、優しくて、強くて、温かい。
そういったものを集め、つなぎ合わせ、生きものとして生まれ変わる。
一度役割を終えたものたちの、新たな旅立ち。

富田菜摘は1986年東京都生まれ。2007年に初個展を開催。以来、東京、名古屋、大阪など各地で個展を中心に発表しています。2009年にはシンガポールに滞在し、現地で集めた金属廃材や新聞紙などで制作した作品を発表。その他、身近にある廃材を使ったワークショップ、店舗やテレビスタジオのディスプレイなど多方面で活躍。2019年には廃車になった地下鉄車両の部品を使用した幅9mのレリーフ作品「いのちの木」を大阪梅田の地下街に設置するなど、パブリックアートも手掛けています。
富田の代表的な作品は、自転車の部品やキッチン用品、家電製品などの金属廃材で作られた愛らしいカメやサル、鳥、恐竜などの立体作品で、大きいものは約2m、中にはキャスター付きの椅子が土台に使われ、上に乗って動かすことができる作品もあります。動物作品と並行して発表しているのが、新聞や雑誌の切り抜きを用いた人物作品で、その人物の特徴を表す見出しや記事がコラージュされています。流行や社会現象など時代を表すメディアである新聞や雑誌を素材にすることにより、その時々の人物像を発表してきました。
当画廊では2年ぶり、移転後は初めてとなる今回の新作展では、動物の立体作品約15点を展示いたします。一度役割を終えた廃材が、富田の手により新しく生き物に生まれ変わり、生き生きと空間を彩ります。画廊前の桜並木の花もほころび始める季節ですので、この機会をお見逃しなくぜひご覧ください。
プレスリリースより抜粋して転載
◇富田菜摘ウェブサイト
https://tomitanatumikan.wixsite.com/tommy
◇富田菜摘 Instagram
https://www.instagram.com/n_tomita/
富田菜摘展「New Journey」 TOMITA Natsumi
会期:2026年3月16日(月)〜3月28日(土)
休:日曜、祝
時間:10:30〜18:30
会場:ギャルリー東京ユマニテ
住所:東京都中央区日本橋兜町15-12 八重洲カトウビル1F
電話:03-3562-1305
https://g-tokyohumanite.com
- 東京メトロ銀座線・東西線または都営地下鉄浅草線「日本橋」駅・D1出口から地上に出て進行方向に直進
- 「昭和通り 中央区日本橋二丁目」の表示のある歩道橋を通過したらすぐ左折
- 高速道路の上にかかる橋(新場橋)を渡る
- 左手にある「セブン–イレブン」を通過(桜並木に入る)
- 「桜通り歯科クリニック」を過ぎて左側すぐに「八重洲カトウビル」。そのビルの1階(自動ドアの入口)。
- 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅・12出口から地上に出てすぐの「兜町」交差点を右折(「内藤証券」の角)
- 「阪本小学校前」交差点を通過
- 「くすりの福太郎」の角を右折(桜並木に入る)
- 鰹節専門店「大和屋」を通過してすぐ郵便ポストの前が「八重洲カトウビル」。そのビルの1階(自動ドアの入口)。
建物入口に約12cmの段差あり。自動ドアは両開き。会場内、展示内容によっては車椅子の幅の通路を確保できない場合あり。
