
當麻妙は東京郊外、沖縄、鳥取と移り住み、土地の風景を撮影してきた写真家である。
常にここが自分の場所であるという感覚はなく仮に暮らしているような気持ちのまま、少し引いた視点でその土地の姿を写し取ってきた。
今回の展示は鳥取に暮らすようになってから撮影された作品で構成される。
タイトルを英語表記するのは、過去の作品「Tamagawa」「KUDAKA」同様地名のもつ固有のイメージを薄める効果があり、少し引いたところからみつめた景色であることを示すためである。・
私的な領域が公的なものと認識され、地方の風景を構築している。
生きている里は、動植物と人の営みが共存している場所であり、動植物が凌駕していくのは人が去った場所である。
ふと目に入る景色は、あらゆる境界を暗黙のなかに許容し、そこに存在している。
鳥取に暮らすようになり、景色のなかに潜むさまざまな境界を発見する。
特に山と里の間、その奥にある、表面からは伺いしれない生と死。
昔から生と死が近い場所。鳥取の風景を撮影しながら、これからも継続して境界の姿をみつめていく。
當麻妙
當麻妙は東京都出身。沖縄に拠点を移し、10年に亘り南島の風景を撮影。2021年に鳥取へ移住し、現在、山陰の風景写真を制作。今回の展示に合わせ図録『TOTTORI』を刊行予定。
Alt_Mediumウェブサイトより編集して転載
◇當麻妙ウェブサイト
https://tomatae.com
◇當麻妙 Instagram
https://www.instagram.com/taetoma
當麻妙写真展「TOTTORI」
会期:2025年10月31日(金)~11月5日(水)
時間:12:00〜19:00(最終日17:00まで)
会場:Alt_Medium
住所:東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F
電話:03-5996-8350
https://altmedium.jp
*トークイベント
作家・當麻妙とタカザワケンジによるトークイベント
日時:2025年11月2日(日)17:00〜18:00
※会場準備等のため当日は16:45からトーク終了後まで展覧会鑑賞が困難。
タカザワケンジ
1968年群馬県出身。写真評論、文芸書評、インタビューほか。IG Photo Galleryディレクター。
プレスリリースより編集して転載
経路
◆JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場」駅・早稲田口を出て左へ進み「BECK’S」前の横断歩道を渡る▶▶目の前の商店街「さかえ通り」を直進▶▶商店街が終わり「東京富士大学」手前の橋を右に渡る▶▶蛇行する道、「日本外国語専門学校」を過ぎ、右手に「セブン–イレブン」のある二叉路を「セブン–イレブン」側に進む▶▶線路を越え大通り(新目白通り)に出てそのまま歩道橋脇の横断歩道を渡り正面奥。徒歩7分。
◆線路を避けるための迂回路は、早稲田口をロータリーの方へ出て左側に見える稲門ビル(「マクドナルド」「ねぎし」などが入っている)の「セブン–イレブン」の角を下り突き当たりの「新目白通り」へ▶▶左折ししばらく進み、「新宿区下落合二丁目」の歩道橋手前の横断歩道を渡り正面奥。
車椅子
車椅子のための段差補助の用意あり。入口で会場へ電話を。会場入口にその旨の記載あり。
SNS
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