
村井進吾は1952年大分県生まれ。
村井の作品はそのストイックな印象から、まず石の美しさに心を奪われます。作品は黒御影石や大理石を切り出しただけの簡潔な形状のように見えますが、石肌の表情を子細に見ると所々に内部に思いを馳せたであろう痕跡がいくつも見られます。闇の固体である石とはどのようなものなのか、その闇の内部を見てみたい、と村井は言います。石本来が持つ重量感や緊張感を湛えた村井の作品は、石の本質と向き合い、沸々と湧き上がる素材への探究心が十分に発露されたものといえます。
プレスリリースより
3年ぶりとなる今回の新作展では、「トキノス」と題された作品シリーズを展示いたします。2009年に発表された「黒体」以来、表面を基盤の目のように細かく削るシリーズを発表してきましたが、今回は石を割る際に使われたドリルの跡が残された荒々しい岩肌が目を引きます。しかしよく見ると表面は細かく削られており、石を割った時のままの岩肌とは色や質感が異なる事がわかります。内と外への関心が新たな石の表情を生み出した今回の作品では、黒御影石の大作3点に加え、小品も発表いたします。ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。
村井進吾展「トキノス なかに黒」
会期:2025年4月7日(月)〜4月26日(土)
休:日曜
時間:10:30〜18:30
会場:ギャルリー東京ユマニテ
住所:東京都中央区京橋3-5-3京栄ビル1F
電話:03-3562-1305
https://g-tokyohumanite.com
経路
◆東京メトロ銀座線「京橋」駅2番出口を出たら横断歩道を渡らずに大通りを左へ進む。「ドトール」を通過し次の角を左折。右側。徒歩2分。
◆都営地下鉄浅草線「宝町」駅A3出口を出て直進。高速道路手前の、茶色いドアにツタのからまる建物の角を右折し直進。「酒蔵駒忠」「主婦と生活社」を通過し左側。
◆中央通りからの場合。京橋の高速道路脇「警察博物館」左脇の道を入り直進。右側。
車椅子
建物入口に縁石と1段(計2段)の段差あり。一時的に車椅子を降りて入場するか、介助者と(1階のみ)。地階(bis)へは階段のみ。
SNS
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