ストラポンタン(展覧会紹介など)

光藤雄介展「檻の外」

「檻の外/Out of the Cage」 2024 ink on paper 91×91cm フォトクレジット:城戸保/Tamotsu Kido
「裂目/Fissure」 2023 ink on paper 59.4×42cm フォトクレジット:佐々木康太/Kota Sasaki
「朝焼け/Morning Glow」 2024 ink on paper 91×91cm フォトクレジット:佐々木康太/Kota Sasaki
「柵の向こう/Through the Fence」 2023 ink on paper 42×29.7cm フォトクレジット:佐々木康太/Kota Sasaki

 

この度、フラットリバーギャラリーでは光藤雄介「檻の外」を開催いたします。
私たちの日常は数多の境界線のようなものによって区切られていると言えるかもしれません。それら不可視の境界線は、普段意識することは無く気付くこともほとんど無いでしょう。しかしながら極まれに、何かのきっかけでふと境界線が顕在化し、是非にかかわらず認識が変化することがあるように思われます。
光藤の絵画はシンプルな線の集積で構成されています。ほぼ規則的で正確な線は身近な画材や文具によって描かれ、絶妙なバランスで配置されることによって、画面は時に錯視を誘発し独特な揺らぎのようなものを感じることができます。既存のイメージに絡めとられることを拒絶するかのように感じられるドライな表層と、文学的もしくは詩的で私的なタイトルとの組み合わせは観る者に「絵画とは?」という根源的な問いを明示しているかのようでもあります。この機会に是非ご高覧頂ければ幸いです。
 
フラットリバーギャラリー企画
プレスリリースより
 

ルールこそが自分だと思って線を引いてきた。
その線は枷となって、私を精神の独房に閉じ込めた。
線を引き続けていると、徐々に余白が広がり、ある時、檻の外に出た。
そして結局、何を描いているかというと、自分が今まで入っていた檻を描いている。
見るものは同じでも、見る方向が変わった、という訳だ。
後ろ向きでも良いから進んで行こう。
 
I believed that the rules defined who I was, so I kept drawing lines.
Those lines became shackles, confining me in a solitary cell of the mind.
As I continued drawing, the margin gradually expanded, and at some point, I got myself out of the cage.
In the end, what I was drawing turned out to be the very cage I had been in all along.
The things I see have not changed—only the direction I am looking from has.
Even if I am facing backward, I will keep moving forward.
 
June 1, 2025
光藤雄介 / Yusuke Mitsufuji

 
光藤雄介展「檻の外」
会期:2025年7月5日(土)~7月19日(土)
休:日・月曜
時間:13:00~18:00
会場:フラットリバーギャラリー
住所:東京都千代田区平河町2丁目4番7号スタンプスタンダードショールーム内
電話:03-3239-1258
メール:info@f-r-gallery.tokyo
https://f-r-gallery.tokyo/
 
◇光藤雄介ウェブサイト
https://mitsufuji.blogspot.com
 

経路
◆東京メトロ有楽町線「麹町」駅・1番出口を出て、すぐの横断歩道を「花屋」「日乃屋カレー」の方に渡り右折。「TULLY’S COFFEE」「松屋」などを通過、「厚生会館」の看板、レストラン「平河町かなや」を過ぎてすぐ左折し、右側すぐのガラス張りの建物1階。黒い立て看板あり。徒歩2分。
◆東京メトロ半蔵門線・有楽町線・南北線「永田町」駅・9b番出口を出て、進行方向に進む。右側に「千代田区立麹町中学校」あり。「日本都市センター会館」「ホテルルポール麹町」を通過。「HYPERION GOLF STUDIO」の角を右折。右側すぐのガラス張りの建物1階。黒い立て看板あり。徒歩5分。
◆東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅・1番出口を出て右へ直進。「オリジンデリカ」を通過し、次の角(「半蔵門デンタルオフィス」の角)を右折して直進。「ゆで太郎」を通過。「トライアングル」を過ぎたらすぐに左折。坂を下り自販機の並ぶ「宅急便センター」を右折。突き当たり手前左側にあるガラス張りの建物1階。黒い立て看板あり。徒歩5分
◆JR中央線・総武線および東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅・麹町口を出てすぐの「四谷駅前」交差点を「上智大学」(円筒形に見える建物のある方)の方へ渡る。「上智大学」を右に見て大通り(国道20号)を進む。「あおぞら銀行」を通過。「セブン–イレブン」を通過。「ローソン」を通過。もう一度「セブン–イレブン」を通過。「ココカラファイン」を過ぎると東京メトロ有楽町線「麹町」駅・1番出口(「麹町四丁目」交差点)。横断歩道を「花屋」「日乃屋カレー」の方に渡り右折。「TULLY’S COFFEE」「松屋」などを通過、「厚生会館」の看板、レストラン「平河町かなや」を過ぎてすぐ左折し、右側すぐのガラス張りの建物1階。黒い立て看板あり。徒歩12分。

 

車椅子
ギャラリー入口の幅(内法)は80cm弱。6~7cm程度の段差あり。車椅子単独の場合はギャラリーへ電話を。スタッフが対応。ギャラリー内に段差なし。展示状況によっては移動可能範囲が狭まることあり。その他、気軽に問い合わせを。

 

SNS
https://www.instagram.com/flat_river_gallery/