松本竣介展

松本竣介《Y市の橋》1944年頃 油彩・画布 65.0×80.5cm
松本竣介《構図》1940年9月 油彩・板 37.5×45.5cm(8号) サインあり

 
ときの忘れものでの5回目となる松本竣介展。「1940年9月に制作した油彩《構図》と、参考出品として《自画像》《Y市の橋》を中心に、デッサンを合わせて13点」が展示される。
 

メイン作品となる《構図》は、絵の具を自由に塗り重ねた上に、人や線路、建物を黒い線で簡略に描かれています。〈都会〉や〈郊外〉シリーズの終盤に生まれた作品であり、具体的なモチーフから抽象的な形態へと向かう思考の跡が垣間見えます。1940年以降、一連の〈構図〉シリーズを制作しており、本作はその中でも最初に描かれた油彩《構図》です。「松本竣介・麻生三郎・舟越保武 油絵・彫刻展」(1946年11月)にも出品されました。参考出品の《自画像》は、「モンタージュ」と称された複合画法で独自の画風を確立していた頃、それまでとは全く異なるリアリズム絵画として完成させました。《Y市の橋》は、戦中に繰り返し描いた横浜駅近くの月見橋がモチーフとなっている代表作です。

プレスリリースより

 
松本竣介展
会期:2024年10月4日(金)〜10月19日(土)
休:日・月・祝
時間:11:00〜19:00
会場:ときの忘れもの
住所:東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
電話:03-6902-9530
http://www.tokinowasuremono.com
 
*ギャラリートーク
・10月5日(土)17:00〜18:30 大谷省吾(東京国立近代美術館副館長)
・10月19日(土)17:00〜18:30 弘中智子(板橋区立美術館学芸員)×松本莞(竣介次男)
※参加者は抽選(抽選申込期限9月27日)、参加費1000円
 
経路
JR山手線「駒込」駅・南口、東京メトロ南北線「駒込」駅3番出口を出て、駅前の大通り(本郷通り)を、バスターミナルを越えて駅から離れる方向に歩く。東京メトロ南北線「駒込」駅1番出口からの場合は出てそのまま直進。「餃子の王将」を通過、「上富士前」交差点(交番のある「不忍通り」との交差点)をまっすぐ渡ってから左折し、1つ目の角を右折、次の十字路の角左側の建物。徒歩約8分。
 
車椅子
建物入口に段差あり。建物内は階段のみの3階建て。展示空間内を車椅子で移動することができません。車椅子から降りて歩くことができる方にはスタッフのサポート可能。
 
SNS
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