ストラポンタン(展覧会紹介など)

指の温度 小林花子展

小林花子《指の温度》 2023年

 
当館の無料鑑賞スペース「タッチアートコーナー」は、ふだん美術あるいは美術館にあまりなじみのない方々が、気楽に美術に親しんでいただける展示室です。このたびは、彫刻家・小林花子(1971– )を紹介します。
 
大学卒業までを埼玉県狭山市で過ごした小林は、狭山の地で育まれた原風景をよりどころのひとつとして、木を素材とした創作活動を続けています。近年は、建物や内装の一部だった古材や、なにものにもなり得なかった木片など、生活の中で使われていた身近な素材をもとにした作品を展開しています。新たな命を吹き込まれた「木」の作品からは、小林の「もの」をいつくしむ温かなまなざしと繊細な感性がうかがえます。
 
コロナ禍が世界を覆った2020年、小林は自身の指の痕跡を木に刻んでゆく《指の温度》の制作をはじめました。本展では、まるで鑑賞者にさわることを促すかのような《指の温度》シリーズの最近の展開を中心に、18点を展観します。各作品のさわり方を確認しながら、優しくさわってご鑑賞ください。
(プレスリリースとウェブサイトを参照し部分的に編集)

 
指の温度 小林花子展
会期:2025年6月26日(木)〜9月15日(月・祝)
休:月曜(7月21日、8月11日を除く)、7月22日(火)、8月12日(火)
時間:9:00〜17:00
料金:無料
会場:川越市立美術館 1階 タッチアートコーナー
住所:埼玉県川越市郭町2-30-1
電話:049-228-8080
ファクス:049-228-7870
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/
 
ワークショップ「指で押して跡をつける小さな本をつくろう」
内容:和紙に記録したいモノの凸凹の跡をつけ、製本をして冊子にします。
講師:小林花子(出品作家)
日時:2025年8月30日(土)10:00〜13:00
対象:小学3年生から大人まで
定員:12人(抽選)
参加費:800円(材料費)
開催場所:川越市立美術館 創作室(受付:本館1階エントランス)
要事前申込み(抽選)。7月25日(金)から8月5日(火)までに、電子申請、電話またはファクスにて川越市立美術館まで。詳細はイベントのウェブページにて。
 
経路
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口7番のりばから、東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」行で「市役所前」下車。すぐの「市役所前」交差点(角に市役所)を右折。市役所を左にして、初雁城(川越城)通りを直進。「郭町」交差点を通過してさらに進み、左側の白い蔵のような建物。徒歩5分。(同バスは途中、西武新宿線「本川越」駅・5番のりばを経由)
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口1・2・4・5・6番のりばから東武バス「蔵のまち」経由で「札の辻」下車。「札の辻」交差点の「像」(左)と「時計」(右)の間の道を進む(「像」の近くに「市立美術館」を示す小さな看板あり)。「市役所前」交差点(角に市役所)を直進。「郭町」交差点を通過してさらに進み、左側の白い蔵のような建物。徒歩8分。(同バスは途中、西武新宿線「本川越」駅・5番のりばを経由)
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口3番のりばから「小江戸名所めぐりバス」で「博物館前」下車。
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・西口2番のりば、または西武新宿線「本川越」駅から「小江戸巡回バス」で「博物館・美術館前」下車。
美術館のサイト内に時刻表などへのリンクあり
 
車椅子
車椅子対応。車椅子対応トイレあり。
 
SNS
https://x.com/kawagoe_art_m
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