


1970年代にビデオアートの先駆者として様々な映像表現の可能性を切り開くとともに、ビデオを用いたコミュニケーションを広く一般社会に普及させてきた映像作家、小林はくどうの、一昨年に続くギャラリイKで2度目の個展です。
小林が今回のテーマ「ストーンサークル」に出会ったのは、35年前インドネシアのスラウエシ島。山岳地帯に住むトラジャ族の風葬、巨石群を囲んで延々と繰り広げられる祈りと踊りと生贄の儀式に圧倒されたのでした。そして意外にも、現在の小林の自宅からほど近い東京多摩ニュータウンの一角に、縄文時代後期と推定される墓地・祭祀場「環状積石遺構」があることを知ったのは、ごく最近のことでした。
保全されてはいるがいつも人影のない遺構、その小宇宙を360゚カメラで撮影すると、様々な夢想が沸き、さらにその円形という共通項から、かつて武蔵野台地に数多く掘られていた「まいまいず井戸」、江戸時代に信仰を集めた築山「富士塚」も探るようになりました。
今回の展示は、3つの円形の上を静かに歩いている現在進行形の映像です。ストーンサークルではフラット状の今日的現在形。まいまいずは次第に過去に向かう時間軸。築山は未来への時間軸という構想です。
プレスリリースより転載
小林はくどうは1944年宮城県仙台市生まれ。映像インスタレーションの展示。
小林はくどう映像個展 自宅近くに “ストーンサークル” があった。古代アースワークを探る第3弾
会期:2025年11月3日(月)~11月8日(土)
時間:11:30~18:30(土曜~17:00)
会場:ギャラリイK
住所:東京都中央区京橋3-9-7京橋ポイントビル4F
電話:03-3563-4578
http://galleryk.la.coocan.jp/
経路
◆東京メトロ銀座線「京橋」駅1番出口を出てそのまま直進▶▶交差点のところ、「ファミリーマート」の角を右折▶▶黄色い看板の「酒蔵駒忠」の角を左折し左側、白いタイルの建物の4階。徒歩2分。
◆都営地下鉄浅草線「宝町」駅A3出口を出て直進▶▶高速道路手前の、茶色いドアにツタのからまる建物の角を右折▶▶右側、白いタイルの建物の4階。
◆中央通りからは、京橋の高速道路脇「警察博物館」左脇の道を入り直進▶▶四つ角左側にある黄色い看板の「酒蔵駒忠」を過ぎ左側、白いタイルの建物の4階。
車椅子
建物入口に8段の階段あり。
SNS
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