「岸幸太は東日本大震災後の2013年に福島県の沿岸部である、南相馬市や浪江町、富岡町、楢葉町に通い、砂浜に打ち上げられた漂着物を使用し、組み上げた「GAREKI Heart Mother」を制作」。
「当時のメモには、震災及び福島第一原発事故への意識や制作に対する葛藤など岸の複雑な心情が吐露されています」。
「本展では後に青森県下北郡佐井村や東通村、千葉県旭市で撮影された写真とともに2013年に福島県沿岸部から持ち帰った流木や布、浮きを組み上げた作品で構成されます」。(それぞれプレスリリースより抜粋)
ここにある写真はすべて2011年3月11日以降に行き場を失ったガレキの記録である。かつて持ち主があり必要とされていたこのガレキに関わるためには直接触り、匂いや重さ、傷みや汚れを感じることが私には必要だった。横たわる流木を担ぎ身体をぶつけては立たせ、砂に埋もれた毛布や衣類を引きずり出しては広げ、カラフルな浮きや船板、空き容器、ゴムチューブや車のタイヤなど、心惹かれるものなら抱え込んでは積み上げ続けた。
プレスリリースより
岸幸太写真展「潮騒」
会期:2024年7月30日(火)〜8月12日(月・祝)
時間:12:00〜20:00
休:会期中無休
会場:photographers’ gallery、KULA PHOTO GALLERY(photographers’ gallery向かい)
住所:東京都新宿区新宿2-16-11-401
電話:03-5368-2631
https://pg-web.net/exhibition/kota-kishi-shiosai/
経路
東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線「新宿三丁目」駅C7出口を出てすぐの角を右折(「ファミリーマート」を左に見て)して進む。突き当りを左折し、左側2軒目「そば処更科」のあるビルの4階。徒歩3分。
車椅子
会場のある4階まで階段のみ。
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