

幾何学的な構成作品から音や振動をテーマにした作品に至る、この20数年の自分の作品を振り返ると、工業製品としての金属の形状や表面の質、また物理的な現象など素材の有り様を出発点として造形を考えてきた。また作品を展開するにあたり造形規則や条件を設定し、それに基づいていくつものバリエーションを制作する方法をとってきた。規則は自分を束縛するのではなく、自由になるためのきっかけとしての役割を果たし、そこでは1点の作品と同時に作品間の差異や類似性を追う視線の動きや作品全体が作り出す空間が重要な要素となっている。では、一昨年から始まったマリオネットによる人間表現はどのように捉えることができるのだろうか。今回の展覧会は「自由になるための規則と偶然」と題し、過去の作品シリーズの再展示とマリオネットや鉄番線による新作により、作品の発想や方法論を問い直し、新たな展望を見出したい。
金沢健一
チラシより転載
金沢健一 自由になるための規則と偶然
会期:2025年3月4日(火)〜3月23日(日)
休:月曜
時間:9:00〜17:00
料金:無料
会場:川越市立美術館 地下1階 企画展示室
住所:埼玉県川越市郭町2-30-1
電話:049-228-8080
ファクス:049-228-7870
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/a-event/1016393/1016394.html
*ワークショップ「振動という出来事」
内容:鉄板に振動を与え、その物理現象である「クラドニ図形」を出現させる体験をします。
講師:金沢健一(出品作家)
日時:3月15日(土)13:00〜16:00
会場:創作室
対象:小学校4年生〜大人
定員:10名(先着)
材料費:2000円
*ワークショップ「抽象の方法論─自由になるための規則と偶然」
内容:紙や針金などを規則に則って変形させる造形体験です。むづかしいと思われがちな「抽象」を楽しみましょう。
講師:金沢健一(出品作家)
日時:3月16日(日)13:00〜16:00
会場:創作室
対象:小学校4年生〜大人
定員:10名(先着)
材料費:1000円
*ワークショップ「マリオネットと遊ぶ─ひとがたによる感情表現と人間の在り様」
内容:金沢健一作のマリオネットを糸でつなぎ、操り、遊んでみましょう。また数体組み合わせることで人間の感情や在り様を表現します。
講師:金沢健一(出品作家)
日時:3月20日(木・祝)13:00〜15:30
会場:アートホール
対象:小学校4年生〜大人
定員:10名(先着)
料金:無料
◆ワークショップはすべて、要事前申込(先着順)。申し込みは3月1日(土)9:00から、電話(049-228-8080)またはファクス(049-228-7870)にて美術館まで。
*トーク&デモンストレーション
内容:出品作品についてのトーク、および《振動態》のデモンストレーションです。
出演:金沢健一(出品作家)
日時:(1)3月9日(日)14:00〜15:30
(2)3月23日(日)14:00〜15:30
会場:企画展示室
料金:無料
◆事前申込不要
経路
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口7番のりばから、東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」行で「市役所前」下車。すぐの「市役所前」交差点(角に市役所)を右折。市役所を左にして、初雁城(川越城)通りを直進。「郭町」交差点を通過してさらに進み、左側の白い蔵のような建物。徒歩5分。(同バスは途中、西武新宿線「本川越」駅・5番のりばを経由)
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口1・2・4・5・6番のりばから東武バス「蔵のまち」経由で「札の辻」下車。「札の辻」交差点の「像」(左)と「時計」(右)の間の道を進む(「像」の近くに「市立美術館」を示す小さな看板あり)。「市役所前」交差点(角に市役所)を直進。「郭町」交差点を通過してさらに進み、左側の白い蔵のような建物。徒歩8分。(同バスは途中、西武新宿線「本川越」駅・5番のりばを経由)
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・東口3番のりばから「小江戸名所めぐりバス」で「博物館前」下車。
◆東武東上線・JR埼京線「川越」駅・西口2番のりば、または西武新宿線「本川越」駅から「小江戸巡回バス」で「博物館・美術館前」下車。
*美術館のサイト内に時刻表などへのリンクあり
車椅子
車椅子対応。車椅子対応トイレあり。
SNS
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