




亀岡倫太郎は1999年宮城県生まれ。インクジェットプリント35点を展示。
亀岡は2024年より、自身の出身地である東北地方の撮影を精力的に行ってきました。「奥羽」シリーズは亀岡自身の故郷を含む東北地方が歩んできた歴史を考察しながら、撮影を続けていく試みです。奥羽とは、陸奥と出羽を合わせた名称であり、東北地方の旧称として用いられてきました。「東北」という言葉は、明治維新以降、「奥羽」にかわる言葉として自由民権運動にかかわった奥羽出身の活動家たちによって意識的に使われてきました。亀岡の撮影はこの地名の書き換えによって見えにくくなってしまったものがあるのではないかという問題意識から始まりました。亀岡にとって「東北/奥羽」の撮影は、個人的な体験や自身の記憶を通して、近代によって上塗りされたヒダをめくり上げていく行為といえるでしょう。撮影された写真には、歴史を象徴する被写体が含まれつつ、それだけにはとどまらない街の風景や海・山の自然など、様々な要素が正面から捉えられています。そこには所与の現実を受け止め、記録しようする亀岡の姿勢が伺えます。
プレスリリースより
本展は、白河、相馬、米沢、白石、奥松島の5つの章で構成されています。また、同名の写真冊子『奥羽』第1–5号もあわせて刊行いたします。ぜひご高覧ください。
亀岡倫太郎写真展「奥羽 1」
会期:2025年3月25日(火)〜4月13日(日)
休:会期中無休
時間:12:00〜20:00
会場:photographers’ gallery
住所:東京都新宿区新宿2-16-11-401
電話:03-5368-2631
https://pg-web.net
〈写真冊子の刊行〉
『奥羽 1–5』
2025年3月25日発売
正方形(210×210mm)/中綴じ/カラー8頁
各冊定価300円(税込)
発行:photographers’ gallery
発売:photographers’ gallery
経路
東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線「新宿三丁目」駅C7出口を出てすぐの角を右折(「ファミリーマート」を左に見て)して進む。突き当りを左折し、左側2軒目「そば処更科」のあるビルの4階。徒歩3分。
車椅子
会場のある4階まで階段のみ。
SNS
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