湿原。枯れ草。森、樹木。雪。芽吹き。水の流れ、川。風力発電の風車。ソーラーパネル。足元から確かにつづく風景のひとつひとつ。会場では、新刊の写真集を入手することができる。
「春 その春」
撮影地である道東根室市は、日本で一番桜が遅く開花するところで、3月中旬の雪解けから緩やかに春が過ぎていく、道内でも他では見られない、標高が低く平らかな高層湿原の広がる地域です。一年を通して冷涼で、豊かな自然に恵まれ、多くの野鳥の飛来地としても広く知られています。根室を撮り歩いていると、人間の小ささを実感するとともに、生命の循環と常に対峙しているような気持ちになります。「春 その春」は、亡くなっていったものへの鎮魂と、育まれる生命の記録とも言えます。
2011年より撮り続けてきました「春 その春」を、この夏、一冊の本にまとめ刊行いたしました。今回はその中から、未発表の作品を中心に展示します。門井幸子
ウェブサイトから転載
門井幸子展「春 その春」
会期:2024年8月19日(月)〜8月31日(土)
休:8月25日(日)、8月26日(月)
時間:12:00〜19:00 最終日〜17:00
会場:ギャラリーナユタ
住所:東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル511
電話:03-3567-4330
https://www.gallerynayuta.com/2024/07/08/門井幸子展-春-その春/
経路
◆中央通りからの場合。「銀座一丁目」交差点、「HARRY WINSTON」の角から柳の木の植えてある「銀座柳通り」を進む。2つ目の四つ角(ドトール)を左折、左側の古い建物「奥野ビル」の5階。
◆一番近い東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅からは、地下構内を歩き10番出口から地上へ。右を向き、四つ角の黄土色タイルの店(ドトール)を確認し、隣のラーメン店「銀座梵天」の方へ進む。一軒先の古い建物が奥野ビル。徒歩1分。
車椅子
建物の入口に段差あり。5階までは手動式エレベーター。車椅子の場合は介助者と。
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