ストラポンタン(展覧会紹介など)

【連続展】浜昇の戦後と昭和 Vol. 3「沖縄という名」

 

金武町 1980年

 

与那国島 1980年

 

photographers’ gallery では「浜昇の戦後と昭和」と題し、2026年1月より写真家・浜昇の連続写真展(全6回)を開催しています。第1回「津軽野」、第2回「斯ク、昭和ハ去レリ」に続く第3回となる本展では、3部作の写真集『沖縄という名』(ソリレス書店、2017年)に収録された写真を、浜自身が新たに再構成し展示いたします。
 
浜昇「沖縄という名」
1972年5月の「本土復帰」の翌月に、浜ははじめて沖縄を訪れる。以来、幾度となく沖縄を訪れては撮影してきた写真を、『シマ それ自身の終わりなき時へ』、『かなたへの海』、『Positions 1969–1988』の3部からなる写真集『沖縄という名』として2017年に刊行する。
沖縄を訪れる時、浜はまず周辺の離島を巡ってから本島へ向かうことを常とした。与那国・波照間から与論・喜界島まで、沖縄本島からさらに隔てられてあるシマ。悠久の時に育まれたその風土に触れることは、浜に畏敬の念とともに夢見心地の体験をもたらしたという───『シマ それ自身の終わりなき時へ』。
眩ゆい光のなか沖縄の自然や文化が放つ極彩色の風景は、政治的な風景の背後にある沖縄のもうひとつの側面を伝えている。果てには海ばかりが広がるその景色は、海のかなたにある彼岸・ニライカナイの伝承に繋がる一方で、自然の厳しさや資源の乏しさを痛感しながら生きてきた人々の歴史にも思い至らせる───『かなたへの海』。
ウチナーンチュ/ヤマトンチュ、日本/アメリカ、個人/国家……。複数の対立する立場が交錯し、非対称な地位にさらされる沖縄において、ヤマトの写真家はつねに自らの立ち位置を問い返すことになる。はたして沖縄を撮影するにあたって、確かなポジションはあるのか、ありえるのか、と───『Positions 1969–1988』。
 
プレスリリースより転載
 
 
◇本展詳細
https://pg-web.net/exhibition/noboru-hama-postwar-showa-3/

 

徳之島 1973年

 

西表島白浜 1980年

 

与那国島 1980年

 

【連続展】浜昇の戦後と昭和
浜昇(1946年、東京生まれ)は、1975年に東松照明や森山大道らが講師を務めた「WORKSHOP写真学校」に参加後、自主ギャラリー「PUT」設立に携わり、80年代に差しかかるまで個展・グループ展を通じて精力的に作品を発表します。その後も撮影を継続しながら、自ら設立したレーベル「写真公園林」での出版活動へと軸足を移し、写真展を含めた発表の場からは次第に距離を置くようになります。
しかし2000年代に入ると、バブル景気の地上げ等で虫食い状態となった東京を記録した写真953点を収めた『Vacant Land 1989』にはじまり、「本土復帰」後から90年代までの沖縄を記録した『沖縄という名』、昭和天皇の国葬当日とその前後の東京を記録した『斯ク、昭和ハ去レリ』へと、昭和を総括するかのように写真集を続けて刊行しています。
そして2025年6月、当ギャラリーの出版レーベル Kula Books では、浜の7冊目となる写真集『津軽野』を刊行しました。これを機に、写真家・浜昇の50年にわたる仕事の軌跡を辿りなおす試みとして、未発表作と最新作を含む6つのシリーズからなる連続展を開催いたします。
連続展の開催にあわせて、冊子『【連続展】浜昇の戦後と昭和』(A5判、中綴じ24頁)を刊行しました。会場や書店等での配布のほか、Web サイトにて PDF 版のダウンロード頒布も行なっています。
プレスリリースより転載
 
 
◇連続展詳細
https://pg-web.net/exhibition/noboru-hama-postwar-showa/

 

沖縄市 1981年

 

沖縄市 1982年

 

国頭村辺土名 1981年
 
上記全ての画像 ©Noboru Hama

 

【連続展】浜昇の戦後と昭和 Vol. 3「沖縄という名」
会期:2026年5月22日(金)〜5月31日(日)
休:会期中無休
時間:12:00〜20:00
会場:photographers’ gallery
住所:東京都新宿区新宿2-16-11-401
電話:03-5368-2631
https://pg-web.net
 
冊子『【連続展】浜昇の戦後と昭和』(下記からPDF版ダウンロード頒布中)
https://pg-web.net/img/2025/12/noboru-hama-postwar-showa-pg2026.pdf

 

経路
  1. 東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営地下鉄新宿線「新宿三丁目」駅・C7出口を出てすぐの角を右折(「ファミリーマート」を左に見て)して進む
  2. 突き当りを左折し、左側2軒目「そば処更科」のあるビルの4階。徒歩3分。

 

車椅子

会場のある4階まで階段のみ。