ストラポンタン(展覧会紹介など)

濱田富貴展 ─宇宙をみる─

「Supernova」エッチング、アクアチント、雁皮刷り 25×22.5cm 2025年
「言ノ葉─境界」墨、雁皮紙 13×13cm 2024年

 
濱田富貴は1972年福岡県生まれ。
 

《宇宙(そら)をみる》
 
私は植物園が好きだ。季節毎に行くたびに自然の命の造形美に驚き感動する。
最近は主役の樹々や花々と共に、地面に生えている何気ない雑草のような植物が気になってしょうがない。地表を覆うように小さな緑色の葉がザワッと生えているのをジッと見ていると、まるで夜空に大量に浮かぶ星々のような、一種の別次元の広大な世界が見えてくる。
地上だろうが天空だろうが、そこに「在る」かたちや仕組みは同じものだ。全ては同一ラインで繋がり、そのような共通項を見出したものには問答無用で引き込まれてしまう。
通常は大型作品の制作が多いが、今回は小作品中心の展覧会。まずは気に入ったかたちを興味が赴くまま片っ端から描いてみる。
いま自分が立っている場所、そして生涯、知る事も訪れる事もまったく叶わない場所でも日々確実に等しく消滅に向かっている全ての事象。いつかは「果て」を描ける時が来るだろうか。

 
濱田富貴展 ─宇宙そらをみる─
会期:2025年7月14日(月)~7月26日(土)
休:日曜、祝
時間:11:00~18:30(土曜17:00まで)
会場:Cross View Arts
住所:東京都中央区京橋3-4-2フォーチュンビル1F
電話:03-6265-1825
http://gnatsuka.com
 

経路
◆東京メトロ銀座線「京橋」駅・出口3を出て、近くに高速道路が見える方(中央通り)へと進む。すぐの交差点で、「brother」の向こう側(高速道路に近い方)の道へ右折。左手(「世界の山ちゃん」向かい)。
◆東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅・7番出口を出て進行方向へ直進。「銀座通り口」交差点、交番、高速道路を過ぎ、すぐの角「brother」の手前の道を左折(「brother」を右に見ることになる)して直進。左手(「世界の山ちゃん」向かい)。
中央通りからの場合。京橋の高速道路脇の「警察博物館」から中央通りを挟んだ、草木の茂るベンチのある場所(京橋大根河岸おもてなしの庭)と「東京スクエアガーデン」の間の「brother」のある二叉路の左側の道を進む。左手(「世界の山ちゃん」向かい)。

 

車椅子
建物入口に段差および3段の階段あり。

 

SNS
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