
伏見恵理子は1987年埼玉県生まれ。
これまで風景を描いてきました。それは旅先や日常で惹かれた風景(月山で見た池塘(ちとう)や、雪が降った公園など)を元にしていました。そのほかに、ある状況(例えば、木が描かれた屏風の後ろに本物の木があり、前に人がいる場面)を繰り返し描くうちに、形が変わっていき風景が見えてきたこともありました。いずれも、何度も描くうちに元の風景は変容していきました。
プレスリリースより
今回の個展では、キャンバスと紙に描いた絵を展示します。
キャンバス作品では、手のひらほどの紙に描き、筆跡となったにじみやかすれを、サイズを拡大して描きました。紙と画布のしみこみには差があるために、紙では現象として自然に現れても画布では自然に起こらない筆跡を、移動させるように描くことになります。その移動において、2つが似ながらもずれていく中で、筆跡の形に体/ボディを持たせるように絵具を重ねながら、未知の風景を探っています。
紙作品のほとんどは、この冬制作したもので、両手のひらほどの大きさの紙に描きました。描いてみると、月山の大きな水たまりと、幼い子の後頭部はともに、まるく広がる風景でした。今まで風景に体を持たせるように描いてきたけれど、体もまた同じく風景のように描けたら良いと思いました。
伏見恵理子個展「風景のからだ」
会期:2025年5月2日(金)~5月14日(水)
休:木曜
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会場:Alt_Medium
住所:東京都新宿区下落合2-6-3堀内会館1F
電話:03-5996-8350
http://altmedium.jp/
経路
◆JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線「高田馬場」駅・早稲田口を出て左へ進み「BECK’S」前の横断歩道を渡る。目の前の商店街「さかえ通り」を直進。商店街が終わり「東京富士大学」手前の橋を右に渡る。蛇行する道、「日本外国語専門学校」を過ぎ、右手に「セブン–イレブン」のある二叉路を「セブン–イレブン」側に進む。線路を越え大通り(新目白通り)に出てそのまま歩道橋脇の横断歩道を渡り正面奥。徒歩7分。
◆線路を避けるための迂回路は、早稲田口をロータリーの方へ出て左側に見える稲門ビル(「マクドナルド」「ねぎし」などが入っている)の「セブン–イレブン」の角を下り突き当たりの「新目白通り」へ。左折ししばらく進み、「新宿区下落合二丁目」の歩道橋手前の横断歩道を渡り正面奥。
車椅子
車椅子のための段差補助の用意あり。入口で会場へ電話を。会場入口にその旨の記載あり。
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