
過去の展示や作品を再検証する試み“Re-view”の第2回目となる。2007年に日本橋茅場町のタグチファインアート旧スペースで展示された10点組のオイルパステルによる素描を中心に展示。この素描は、陳若冰(チェン・ルオビン)が25歳、デュッセルドルフ美術アカデミー在学中の1995年に制作した作品となる。
陳若冰の仕事は、彼が渡欧前に身につけた中国絵画の伝統や道教・儒教・仏教などの中国思想と、西欧近代を作品のなかで統合しようとする試みです。幾何学的形態を不規則に反復して描くことで生まれる「地」と「図」の等価関係、浅い奥行きによる装飾的ともいえる絵画空間、水墨画を思わせるアクリル絵の具の微妙な滲み、正方形と円形という極めて簡潔な形態による画面構成、画面内奥から作品外部に向かって溢れ出るかのような形而上学的な光、深い精神性を湛えながらもどこか楽しげな形態と色彩、これらによって陳若冰はとても魅力的で瞑想的な作品を生み出しています。生涯の半分以上をドイツで生活している現在、陳若冰は中国絵画と西洋近代絵画の融合という構図を飛び超え、独自のスタイルを獲得しています。
プレスリリースより抜粋
Re-view チェン・ルオビン「紙の仕事」
会期:2025年1月25日(土)〜2月22日(土)
休:日・月曜、祝
時間:13:00〜19:00
会場:タグチファインアート
住所:東京都中央区日本橋本町2-6-13山三ビルB1F
電話:03-5652-3660
http://www.taguchifineart.com
経路
◆東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅・A4出口とA6出口(それぞれ地下の)の間にある「タロー書店」右脇の通路を進み「コレド室町2」に入る。エスカレーターを左に見て奥へ。突き当たりの階段、エスカレーター、エレベーターで地上に出る。向かいの「レストラン桂」(階段、エスカレーターの場合)を正面に見て左へ進む(桜の木が植っている道)。郵便ポストを通過。高速道路の下をくぐり横断歩道を渡る(昭和通り)。左角にある建物を左に見て「第一歯科」の先にある、ビル入口脇の専用入口から入る。徒歩4分。
◆東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅・3番出口を出て左へ進む。「成城石井」を通過、「十思スクエア前」交差点を左折。突き当たりを右折し、すぐ左折。次の横断歩道のところを右折。高速道路のある大通りの手前右側のビル、右手の専用入口から入る。徒歩5分。
◆JR総武線快速「新日本橋」駅・5番出口(右側の方)を出て進行方向に進む。「DAIHATSU」を通過。「maruetsupetit」のある「本町二丁目」交差点で手前の横断歩道を左折して渡る。左角にある建物を左に見て「第一歯科」の先にある、ビル入口脇の専用入口から入る。徒歩4分。
◆東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「人形町」駅・A5出口を出て左へ。角に「ダイソー」のある「人形町」交差点を左折。次の交差点を通過。その次の「堀留町」交差点を左折。道路の右側を行く。しばらく直進。高速道路のある大通りの手前右側のビル、右手の専用入口から入る。徒歩7分。
車椅子
建物正面入口(段差あり)からエレベーターあり。地階の搬入口経由で会場へ。お声がけを。
SNS
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